新規で立てたVPSのIPがRBLに登録されていた
新規でクラウドやVPSでサーバーを借りると、私の場合はIPアドレスのブラックリストをまず確認します。SMTPなどに使う可能性がある場合、RBLに登録されていると正常に送信できない可能性が高いためです。
以前の利用者が乗っ取りに遭っていたり、スパム業者が使っていたりすると当然そのアドレスは汚れてしまっています。
今回の場合、今後Postfixを動かす可能性のあるサーバーで、下の画像のような状況でした。
UCEPROTECTのLv3はASレベルでの話なのでどうしようも無いですし、多分ここを参照することはあまりないので問題ないですが、よりによってバラクーダ社のRBLに登録されてしまっている状態は論外です。
もちろん正規の手順を踏めば解除申請をすることも可能ですが、私のような個人利用者の場合そのようなことに構っている暇はないので、次の利用者には申し訳ないですが即刻解約して立て直しました。
RBLに登録されないために
公開する必要の無いポートは塞ぎましょう。さらに定期的にアップデートを適用して脆弱性のある状態で稼働しないことが重要です。この2つははっきり言って、全世界のインターネット利用者に対する犯罪被害の防止のための最低限のマナーであると私は考えています。
加えて、Wordpressを動かすのであれば管理者画面には普通の環境からはアクセスできないようにしたり、不要なAPIを止める等、適切な対応をとりましょう。PHP+SQLはすぐ狙われます。
何か問題のある振る舞いが行われない限りは原則RBLに登録されることはありません。他人に迷惑をかけないためにも適切なセキュリティ対策を行いましょう。
最後に
自分の身は自分で守ることが重要です。他人にも迷惑をかけないようにしましょう。他人に迷惑をかけると必ず何らかの形で返ってきます。