実家から引っ越し→飼ってたペットに会えずホームシックになった話
新生活の時期ですね。進学や就職で実家から旅立ち一人暮らしをするという方も多いことでしょう。
実家から離れるとき、覚悟はしていても少し辛いものではないでしょうか。
そしてペットがいると更に別れが辛くなるものです。
私の実家には犬やハムスターがいて、この件に関してふと書きたくなったので、私の体験を記事にしていきたいと思います。
今回の話に関しては、人それぞれ解決法が違うので特に解決法というお話ではなく、一つの体験談として書いていきたいと思います。もし今悩まれている方がいらっしゃれば、少しでも心の支えになれば幸いです。悩んでいるのは決してあなただけではありません。
時系列でまとめてみる
結論から言うと、私の場合、引っ越して当日にもうホームシックになって半泣きでした。
まずは出来事を当日の時系列で並べていきます。特に辛かった点は文字色を青にしています
引っ越し当日、荷物がちょうど車1台分くらいだったので親に車を出してもらい運びました。引越し先はいわゆる寮で、自分の他に多くの人間がいる上に相部屋という慣れるまで相当な時間を要するであろう条件です。
犬を実家に長時間置き去りにするものかわいそうなので、一緒に車で連れていきました。引越し先で荷物搬入がすべて終了すると当然別れを告げなければならないわけですが、犬は当然その別れを知るはずもありません。
車の窓から手を入れてなでてあげますが、犬は平然としているのに、これから当分会えないと思うと涙がこみ上げてきます。親の前でそんな恥ずかしい顔は見せられないので、ぐっとこらえて涙目の笑顔で手を振り見送ります。
入寮後、様々な手続き、寮内のルール等の把握を済ませ、夕食を取りました。その後は全くやることのない自由時間ですが、慣れない環境というのも相まってこの空白の時間こそ虚無感に苛まれ本当に辛いのです。資格試験の勉強道具は持ってきていましたが、そんなものに手はつくわけがありません。
相部屋で私の背中側には反対を向いている同室の人間がいます。そんな中でも永遠にその虚しさは溢れ続け、流石に我慢できなくなり涙が出てきます。しかしこの状況下で鼻をジュルジュルやりながら泣けるわけがありません。
相当こらえましたがもう涙は止まりません。眼球表面ががプールのようでした。鼻水も少し出ました。汚い話ですが、上を向かなかったら両方とも間違いなくたれてきました。
結局何が辛いのか
とにかく、寂しい、会いたい、そういう感情が次から次へと止まることなく湧いて出てきます。
いい歳をして、普通に泣けてくるレベルです。ていうか泣きました。
自己分析ではホームシックにはなりにくいはずだった
正直なところ、私の本性は自己中で他人に興味がなく、何でも割り切る性格であり、自分のこともすべて自分で解決したいタイプです。良い意味でも悪い意味でも毎日のように干渉してくる家族に、ある程度の年齢になると嫌気が差すこともあります。
そのため、本来、私は引っ越しを望んでいました。
別れなんて辛くない、電話だってある。こんな風に考えていましたが、家族の一員のペットから離れるという現実をいざ目の前に見たとき生まれた感情は想定外でした。普段から自身の喜怒哀楽の感情に興味がないか、常に抑圧している私にとって本当に想定外でした。(どちらでどのように感情制御しているか自分でもわかりません)
その時以前から薄々気がついてはいましたが、無意識の制御を超える感情が発生したとき、一気に溜まっていた感情が溢れてきます。普段はそこまでのレベルの感情の発生はありえないのですが、家族の別れなどの非常に大きな出来事ははそれを容易に凌駕します。
予防策(?)
これは私がある程度このような事態を予見して用意した対応策です。
ご覧の皆様に効果があるかもしれませんし、思い出して逆効果になるかもしれません。かくいう私も、これが効果的なときと、寂しさが倍増して逆効果になったときという形で色々なパターンがありました。
L版で良いのでペットの写真を印刷して最低1枚持っていきましょう。少しは近くにいる感じがして心の支えになります。遠くにいて寂しいという逆の感情を生み出す場合もあります。
加えて、こういう形でインターネット上の匿名空間にとにかく辛いことをすべて吐き出しましょう。これは非常に有効だと考えます。
Twitterでもブログでもなんでも良いです。特にTwitterを日常で使っている人はタイムラインに載り誰かがきっと見てくれます。時には友人に愚痴を吐いてもいいでしょう。私だったら相談されても知らんがなと思いますが、結果がどうであれ誰かに聞いてもらうということ自体が有効です。
インターネットに投稿するのが気がひける方は、ただ単にこのブログ記事のような作文を作っていただければと思います。辛いことはとにかく吐き出すということが大事です。
おわりに
一応、作文しなくても、同じような思いをしている体験記を見るだけでも少し心に余裕ができると思います。
寂しくてどうしようもない状況の助けに少しでもなれば幸いです。
おことわり
当記事は個人の感想であり、心理学に基づくものではありません。
精神的な問題を抱えている方は、カウンセリングを受けるなど、専門家の助言を得ることをおすすめします。